ガッツが寄付したんだって。

今回は、パーソナルスペースの話。

通勤電車で……
・座席の両端が最初に埋まるのはなぜ?
・なんで最初は真ん中に誰も座らないの?
・7人掛けが6人掛けや5人掛けになるのはナゼ?
・座席前ではなく、扉前に立つのは何で?

全て、パーソナルスペースが関係しています。

・隣が他人より、壁の方が安心できるようです。
・パーソナルスペースが広い人が座ると、座席定員より少なくなってしまうこともザラ。
これには、電鉄会社も対策を考えており、座席にくぼみを入れたり、握り棒を2+3+2配置にしてみたりしています。

・扉の周辺は、座席周辺と比べると、比較的空間が空いています。
なんで、人が集中します。

パーソナルスペースの一例

正面の人に対し、紫色のゾーンに他人が侵入すると、正面の人が強い抵抗感・不快感が出てしまうようです。
パーソナルスペースは、正面および非利き手側が広くなり、利き手側が狭くなる傾向にあるようです。
ちなみに右利きの人はこの図とは逆に、左側のパーソナルスペースが広くなり、右側のパーソナルスペースが狭くなるようです(正面は変わらない)。
正面の場合は、相手と面と合わせるため、距離がほしいのと、非利き手は、反射がきかない(ききにくい)ため、自己防衛に対応しにくいため、空けておく心理が働くようです。

基本的に「正面>右>うしろ>左」の順に、パーソナルスペースの大きさが変化します。

朝の通勤電車でいす取りゲームをされている方は、これを踏まえて座席の右端(右利きの人は左端)を狙ってみては。

ちなみに僕は、パーソナルスペースがかなり広い方なので、混雑した通勤電車は結構苦手だったり……正面は50cmほど、右側は20cmほど、左側は10cmほど空けていないと、落ち着きません。

ちなみに、並んで歩くとき、相手に寄る向きによって、相手をどう思っているか判断することができるようです。
相手の右側(右利きの人は左側)に立つ場合は、相手に頼っている場合、信頼している場合にあてはまります。
相手の左側(右利きの人は右側)に立つ場合、その相手を従順なしもべ……とは言いませんが、支配したい気持ちがある傾向があるようです。

なお、座席は、パーソナルスペースを考慮すると、

1 5 3 7 4 6 2

通路

2 6 4 7 3 5 1

の順で埋まるようです。